■明治時代に始まり、戦前から戦後にかけても日本人の心をとらえてきた大衆娯楽、浪曲。1920年代後半からのトーキー以降、浪曲と映画を合体させた「浪曲映画」が多数つくられて人気を博した時期があった。その中から代表作14本と関連ドキュメンタリー1本の計15作品を上映する5日間。映画上映とあわせて現役浪曲師による浪曲の実演、映画監督らによるトークショーもおこなわれる。会場は渋谷・ユーロライブとユーロスペース。 （2019年4月21日 記）
＜5日間の各プログラム＞
■6月22日（土）Aプロ「浪曲映画の誕生と隆盛」（会場=ユーロライブ）
12:30～映画『新佐渡情話』＋浪曲「からかさ櫻」※浪曲＝澤孝子、曲師=佐藤貴美江 ／ 15:00～鼎談「浪曲映画」※鼎談ゲスト：周防正行ｘ玉川奈々福ｘ山根貞男 ／ 16:10～映画『赤穂義士』＋浪曲「義士銘々伝ー俵星玄蕃」※浪曲＝玉川奈々福、曲師=佐藤貴美江 ／ 19:00～映画『母千草』
■6月23日（日）Bプロ「伝説の浪曲師･国友忠（生誕100年）と曲師･沢村豊子」（会場=ユーロライブ、最終回のみユーロスペース）
13:00～映画『呼子星』＋浪曲「義士銘々伝─安兵衛婿入り」※浪曲＝天中軒雲月、曲師=沢村豊子 ／ 15:15～対談「国友忠と沢村豊子」
※対談ゲスト：沢村豊子ｘ玉川奈々福 聞き手:田井肇 ／ 16:15～映画『銭形平次捕物控 地獄の門』＋浪曲「銭形平次 雪の精」※浪曲＝玉川奈々福、曲師=沢村豊子 ／ 19:00～映画『どぶ鼠作戦』
■6月24日（月）Cプロ「マキノ正博（雅弘）と広沢虎造」（会場=ユーロスペース）
12:40～映画『新佐渡情話』 ／ 14:20～映画『次郎長三国志第四部 勢揃い清水港』 ／ 16:00～対談「マキノと虎造」※対談ゲスト：中島貞夫ｘ山根貞男 ／17:00映画『世紀は笑ふ』 ／ 19:00～映画『續清水港』＋浪曲「清水次郎長伝ー石松三十石船」※浪曲＝玉川太福、曲師=玉川みね子
■6月25日（火）Dプロ「浪曲演目録─「天保水滸伝」」（会場=ユーロスペース）
12:20～映画『座頭市物語』 ／ 14:20～映画『瞼の母』 ／ 16:00～対談「天保水滸伝と浪曲演目」※対談ゲスト：玉川太福ｘ坂本頼光 ／ 17:00～映画『番場の忠太郎』 ／ 18:50～映画『血斗水滸伝怒涛の対決』＋浪曲「天保水滸伝ー平手造酒の駆けつけ」※浪曲＝玉川奈々福、曲師=沢村豊子
■6月26日（水）Eプロ「再映、そして浪曲の現在」（会場=ユーロライブ）
11:20～映画『赤穂義士』 ／ 13:20～映画『銭形平次捕物控 地獄の門』 ／ 15:20～映画『呼子星』 ／ 17:10～映画『新佐渡情話』 ／ 18:50～映画『噂の玉川奈々福 キネマ更紗』＋浪曲「地べたの二人」※浪曲＝玉川太福、曲師=玉川みね子＋浪曲「金魚夢幻」※浪曲＝玉川奈々福、曲師=沢村豊子
●入場料金 映画＋浪曲：一般2000円 学生･会員1700円 高校生1000円
映画のみ： 一般1400円 学生･会員1200円 高校生 800円
※チケットは4月18日(木)から渋谷・ユーロスペース劇場窓口および公式ＨＰで販売
※詳細は公式サイトを参照 公式サイト：http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000350
 |
 |
『呼子星』 『血党斗水滸伝 怒涛の対決』
|
